
事業内容
ミャンマーの農業界を牽引してきたゾオ代表。
新規事業として、ミャンマーの所得が少ないエリアを中心として農家と提携し、ICT技術で農業の生産性を向上させ、国際的なバイヤーとミャンマーの農家との取引を行うWEBサイトを2022年1月18日にオープン予定。
取引においては、ブロックチェーンを用いて農家と貿易業者、輸出事業者をつなぎ、取引の透明性を確保する。
メロン、スイカ、トマト、きゅうり、キャベツ、ビーツ、コショウ、ブロッコリー、アボカド、パイナップル、さつまいも、ゴマ、ナッツ類、生姜、マンゴー、コーヒーなどあらゆる作物を取り扱う。
また、種・肥料・機械などに投資できない農家のために、銀行と提携して低金利でのローンを提供するなど、総合的に小規模農家の支援を行う予定である。
取り組む社会問題

ミャンマーの70%の国民は農家である。※
一部の農家は販売するマーケットがないため、現金収入が安定せず、貧困に陥ってしまう。また、収入が安定しないため金融機関からお金を借りる際に高金利となってしまう。
ゾウ代表が、継続的に所得が低いエリアの農家から作物を購入し、海外マーケットに輸出することによって農家の現金収入の安定を目指す。また、農家へファイナンス面、生産性の向上のためのIT化など創業的な支援を行う。
ソーシャルマッチ担当原畑からコメント

ゾオ代表は、既存事業として、ミャンマー初となる有機養鶏で生産された卵や、オーガニック食品をを生産して国内で展開されていたり、小規模農家をサポートするエコシステムを構築したりしています。国連のSDGsの賞も受賞されています。
新規事業においても、ミャンマーの金融機関でデジタルコミュニケーション責任者を務めたご経験と実力があるゾオ代表だからこそ、農家とIT、そして金融を繋ぐダイナミックな事業展開ができるのだと思います。
「農家さんのことを考え事業展開をしている」とまっすぐおっしゃられ、心からミャンマーの農業界の発展を願い、農家の貧困解決に取り組まれていらっしゃる方です。
【参考】
ミャンマーの農林水産業概況, https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/attach/pdf/index-125.pdf(2021年12月8日閲覧)