
事業内容
カンボジアの幼児教育水準を高めるため、教師向けに無料で教材を提供する。
海外では数多くの教材があり、無料でアクセスできるものも多い中、クメール語(カンボジア語)で展開されている教材はごく僅かである。現在はカンボジア人のイラストレーターやミュージシャンスタッフをも雇い、教育青少年スポーツ省の幼児教育カリキュラムに基づいた、幼児向けの絵本やワークシートなどの教材、歌やビデオ絵本などの動画コンテンツを自社開発し、誰でもアクセスできる形で全国の教師向けに無料提供している。
また、インターネットのアクセスが難しい地方の公立学校へは、独自の教材アクセスネットワーク、アクセスボックスを開発し、教材の提供を行うとともに、将来的には教員自身が教材を作成し、作成した教材を全国の教員と共有できるプラットフォームの開発にも力を入れている。
取り組む社会問題

カンボジアでは、内戦の影響により教育システムが崩壊し、特に教師不足が深刻な課題となっている。教師が適切な指導方法を学べる学校もなかったため、公立学校の教育の質も大きな問題となっている。エイドリアン代表はそのような問題を解決すべく、誰でも簡単に身の回りにあるもので活用できる教材を開発することにより、教育格差や教育の質の向上に努める。
ソーシャルマッチ担当樋口からコメント

エイドリアン代表は、団体設立当初、自ら公立学校に赴き、教員、保護者、生徒の話を聞き何が1番の課題なのかを調査されていらっしゃいました。
教材の提供のみならず、きちんと現場で活用できる仕様なのかや、使用したあとのフィードバックまた、その後の成績の変化なども丁寧にヒアリングを重ねていらっしゃってとても現場に根付いた活動をされていらっしゃいます。